易の説く生き方
一部、スマホに対応しました。
易易というと「当たるも八卦当たらずも八卦」のいい加減な占いのような印象を持ってる方がおられると思いますが、そんなつまらないモノではありません。易は占術であると同時に、儒教の四書五経の筆頭に挙げられ3千年も伝えられ続けた人生哲学書でもあります。易の思想は中国は元より、算木の記号を国旗に採用した韓国、そして日本にも漢学の基礎文献として多くの言葉やエピソードが伝わっています。例えば、易の卦辞からとった言葉には同人・観光・家人・乾坤一擲などがあります。勝海舟と福沢諭吉がアメリカに向かった船の名は咸臨丸といい、「咸臨」とは易の地沢臨の二爻のことを指します。平成天皇陛下のお名前、「継宮明仁」も易の離為火の「明両たび作るは離なり。大人以て明を継ぎ四方を照らす」から採られています。
では、易の考え方はこちら。
卦易の64卦それぞれについて解説します。卦は場面や状況を限定した上で、どう考えどう行動したらいいのかを読む人に示しています。当たり前の事が多いというかもしれませんが、戦略の古典である孫子の兵法もまた当たり前のことしか書いてないと良く言われます。易は現在でも通用する方法であるから当たり前なんだという考え方もできますし、私たち日本人・東洋人の文化の元にあるものだから気づきにくいということもあります。逆に、易にはホントかなという卦辞爻辞もあります。古代中国の考え方がそうだったのかも知れません。どちらにしても、頭から信じ込むのではなく、自分の現在の状況に当てはめて考えてみることこそが人生論としての易です。
さて易の解説の形式ですが、 随時内容を追加修正します |
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