さて解説の形式は以下のようになってます。
○卦名と意味するもの
○卦の一般的な解説
○爻の意味(どれも6つあります。それぞれ身分を表したり、物事の進展の仕方を表します)の説明になります
○僕の注釈
随は従うという意味ですが、別に強いものに従えという意味ではなく、正しいと思うものに譲って従うというものです。従わせるという意味もあるが強制ではありません。剛が柔に従うものです。力あるものがその力を秘めつつ従うものを言います。また、夕暮れが迫れば君子は家に戻って休むようにしますが、そのようにあるもの、つまり法則に随い無理をするものではないと説きます。この卦は、易という法則に随えとの言にも読むことができます。
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1:仕事が変わることがあるかもしれないが志を変えなければ良い。門を出て多くの人と交われば うまくいく。 2:小人とつき合ってると良き人々が離れていく。 3:良き人々とつき合えば、逆に小人が離れていく。静観するのが良い。 4:自分に人々沢山随うようになるが、正しいことだとしても凶。驕ってはならない。道義において 正しいのであれば咎められないが褒められもしない 5:誠ある立場で吉。 6:随って止め繋ごうとする。杭に繋がれたごとくで度を超すと束縛になる。
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清濁併せ呑むという言葉があります。そういう人間関係を作れる人は少なく、大抵の人間はクラスに別れ同じクラス内でつき合うようになります。なかなか幅広い支持を得ることは難しいです。
ところで、幅広い支持を得る必要があるでしょうか。選挙すら一定数の支持さえあれば当選します。無理に八方美人であろうとするのはお勧めしかねます。限られた信頼できる人々を随わせ、随えば十分だと思います。でも、この卦では「信頼」は触れられていないように思えます。
蠱とは文字のごとく皿の上に多くの虫が蠢くような腐敗状況を指しています。内部的腐敗と混乱の状況だが、「物、極まれば必ず反す」の言葉通り、再生も意味します。改革、革命についての卦です。各爻は親が進めてしまった腐敗・破壊を子供が立て直す様子を描いています。
1:父の難事を思慮深く良き子が正そうとする。苦労するが解決するだろう。 2:母の難事を中道を守りながら臨機応変に解決すること。 3:父の難事を解決する。後悔する事があるが、そう悪いことはない。 4:父の難事を傍観するしかない。解決しようとしても無駄。逆に穴を大きくする羽目になる。 5:父の難事を解決する。徳によって難事を見事に整理し賞賛される。 6:王侯に仕えず高潔に暮らす。もはや難事はなくなった |
爻についてはどちらかというと占いの結果です。六爻は映画「椿三十郎」のようにトラブルを解決したあと何の栄誉を求めず去っていく姿です。
臨むのは見下ろすことですが、この卦では上下相親しむの状態を指します。発展する意味がある一方で熱しやすく冷めやすいという注意点もあります。
1:上下が心を一つにして物事に臨む。 2:上下が心を一つにして物事に臨み順調である。しかし、命令を全て守れと言うことではない。 3:甘い気持ちで物事に臨み失敗しそう。考え直せ。 4:至誠のこころで物事に臨む。問題なし。 5:知を持って物事に臨む。まさに君子らしき行動である。 6:篤き心を持って物事に臨む。賢人に従え。 |
物事に臨む時の心構えです。あまり解説はいらないでしょう。
物事をいかに見るかを説いています。積極的に見て回るというよりは、四季の運行を見つめるように深く静かに本質を見て取るという意味合いが強いです。ですので4爻の「観光」は現代の意味とは違います。元はこの卦ですが。
1:子供の見方。小人ならともかく君子はこんな幼稚な見方をしてはいけない。 2:窺うような見方。婦女の見方としていいが、他の者は恥ずかしい見方である。 3:物事の軽重を考え、我が身を省みて進退を決めよ。そうすれば道を失わずに済む。 4:国の輝かしいところを見る。そして賓客として遇される。 5:上位者にとって我が身は部下たちなどの下位者の行いで判断される。君子の行いをしていれば 問題はない。 6:生き方を見る。向上心を持つべし。君子の行いをしていれば問題はない。
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堂々と自らを省みながら世を見よということです。自らを省みずに他者の悪い点ばかり見るのが一爻の子供の見方(童観)ですが、TV見てるとついついそんな見方をしてしまって自らの小人の程度が分かってしまいますね。他人のアラは良く見えるということです。
「口盍」はパソコンに相当する漢字がないので2字で一字です。くち偏にコウです。噬口盍は「ぜいこう」と読み、噛み合わせることですが、間に物があって上手く行かない状態です。こういった障害物は真正面から排除していくべきです。罰を用いても良いでしょう。
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1:足かせをさせられて行動の自由を失う。それ以上の不自由はない 2:鼻が見えなくなるほど深く噛み付く。咎めはない。 3:固い肉を噛んで毒に中る。多少苦労するかもしれないが大きな問題はない。 4:骨がある肉を噛んで苦しむが肉の中から金の矢を見つける。まだまだ苦しみは続くが慎重で あれば良い。 5:固い肉を噛んで苦しむが肉の中から黄金が出てくる。的を得た対応をしていれば問題はない。 6:首枷がかけられて耳が隠れる。良くない。
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無条件に良いことがあるのではなくて、努力して困難を排除して初めて良いことがあるという卦です。また、四爻、五爻にあるように良い物は苦労しないと得られないということでもあります。
飾りの意味ですが、外面的なファッションから、精神的な「礼」までを指します。飾りは物事を美しくするものですが、内面が伴わず見た目だけの虚礼などになる可能性もあります。
1:足を飾る。義に反してまで車に乗るような地位に昇らず、歩こうとする。 2:ヒゲを飾る。上位者と共に栄える。 3:うるわしくして、潤いあり。慎重でありつづけることを過ぎる物はない。その美しさを認められるには 時間が掛かる。 4:うるわしくするか質素にするか。白馬が走ってきて調和を図る。 5:田畑をうるわしくする。虚礼を廃して質素にするのが良い。非難するひともいるかもしれないが、 結局は吉。 6:純白が最高にうるわしい。 |
爻の解釈は難しいです。結局は飾ることに対しての否定的な意味合いが大きいようです。特に六爻で何も染めない白色を最高だと言っています。
剥ぐこと、削ること。目に見えない危険が目の前まで来ている姿です。警戒し対処しなければなりません。この卦では爻の位置を寝台の場所に例えています。
1:寝台の足が削られボロボロになる。危険は足下に。 2:破壊は寝台の足の付け根までに達する。危険は現れる直前。 3:ついに寝台は壊れる。しかし、きちんとした人の指導の下、危険の原因より離れるなら そう悪いことはない。 4:寝台に乗ってる人まで危機が迫る。 5:危険だが周囲の物事をキチンとまとめていけば最後には危機は去る。 6:ただ一つだけ良い物が残る。これを壊そうとする小人は自分の家の屋根を壊すようなものである。 |
剥は「老衰の卦」とも言われますが、年齢には関係ありません。衰弱していくさまを表しています。
剥の破壊の後、物事はまた息を吹き返し始めます。明けない夜が無いように、ようやく
朝がやってきます。しかし、これから希望が見えるようになるというだけですぐに良いことが起きるという訳ではありません。どんな大木でも芽が出たばかりの時は弱く、寒気や虫にやられてしまいます。
1:遠からずして自分の過ちに気づき正しい道に戻る。行いを改めれば大変良いことがあるだろう。 2:キチンと正しい道に戻る。仁者に随えば良い。 3:良いこと悪いことの間を行ったり来たりするが正しい道に必ず戻れば問題ない。 4:中庸を持ってただ一人正しい道に戻る。 5:篤い心で正しい道に戻る。中庸を持って慎重に考えながら行けば後悔はない。 6:正しい道に戻ることを迷い失敗する。災いが起き、軍を率いても大敗する。
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復るとは言え、また前のように好き勝手出来るというわけではなく、わがままを突き通せば凶です。自分はまだ弱々しい芽であることを自覚すべきです。「正しい道」という「新しいルール」に沿えば良いが、以前のやり方では「また破れて元通り」ということになります。やり直すには心を入れ替える必要があるのです。
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