さて解説の形式は以下のようになってます。
○卦名と意味するもの
○卦の一般的な解説
○爻の意味(どれも6つあります。それぞれ身分を表したり、物事の進展の仕方を表します)の説明になります
○僕の注釈
遯の意味は退く、逃れることです。積極的に逃げることで道が開けると説きます。小人の勢いが強まってる中、君子は退却するのです。
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1:逃走する人々の最後になってしまう。ここは落ち着いて時を待つべし。 2:牛の皮で縛り付けた者は決して逃げられない。志を固くすればよい。 3:仲間と共に逃げるが、病にあって疲れ苦しむ。小事ならよいが大事を行うのは凶。 4:うまく逃げる。君子は吉だが、小人はうまくいかない。 5:自ら望んで隠退する。慎重であれば吉。 6:物心ともに満ち足りて悠々と隠退する。 |
「逃げるな」と世間では言われています。しかし、この言葉は罵詈雑言の一種の場合が多いです。草食動物が肉食動物から逃げるように強い相手から逃げるのは決して卑怯なことではありません。大体、困難に頭から突っ込んでいくのは唯の馬鹿です。ここは一旦退くということが大人の賢い選択となります。
壮は盛ん、絶好調であることを示します。勢いが強い状態なのですが、有頂天となり平常心を失ってしまう場合もあります。こんな時には自分自身を見返してみる事が必要です。出過ぎて失敗しないようにしましょう。
1:足指が壮んになる。落ち着きが無く軽率に動いて失敗する。誠意だけはある。 2:慎重であれば吉。 3:小人は壮んな勢いで進めば良いが、君子は自重すべき。慎重であっても危うい。牡羊が垣根に 角を触れて苦しむようなことになる。 4:慎重であれば吉。後悔はない。垣根も壊れて苦しみから解き放たれる。車を堅固にして壮んに 行くとよい。 5:羊が逃げてしまうが、後悔はない。 6:牡羊が垣根に角を触れて二進も三進もいかなくなる。しかし、努力していれば吉。咎めも長くない。 |
誰しも絶好調の時期が来るものです。そのときの心構えを説きます。せっかくのチャンスです、失敗することなく生かしましょう。ただ、絶好調のときに、どうしても足下がおろそかになってしまうので注意です。最近だとライブドアの元社長、堀江氏の例もあります。球団買収やニッポン放送買収を企てるほど大壮であったのに、いまは被告人の身になってしまいました。
晋は大いに進むという卦であり、大きな仕事を受けてもこなせ、それがまた周囲の評価につながるといった幸運を表しています。しかし、無理していくのではく、謙虚に一歩ずつ進むのが良いと説きます。
1:うっかり進もうとして挫折する。一人正しい道を行おうとするからである。慎重であれば吉。誠を 認められなくても、のんびり構えていれば悪いことはない。 2:進もうとして泣きを見る。慎重であれば吉。大いなる福を王母から受ける。 3:誠が大衆に認められる。悪いことはない。 4:進む。自らに相当する位以上にいるため、人を害する鼠となってしまう。慎重にしていても危うい。 5:後悔は無くなる。失敗や成功に悩まないこと。進めば、吉にして喜びがある。 6:進んで目的地に近づく。勢いに乗って反乱を征伐するは危ういが吉。咎めもない。 |
朝日が昇るような前途が明るい状態です。肯定的・楽観的・積極的に考えようとするもので、売り出し中のスターのように取材やCM、出演が増え何もかもうまくいきます。しかし、ごり押しで売っていくのはなく、自然に売れていくというものです。
明夷とは暗く、不遇の状態を指し、実力で突破しようとも周囲から叩かれ身動きができないという卦です。よくよく辛抱して、一見暗愚のような顔をして周囲を欺きながら実力を蓄えるべきです。
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1:傷ついた鳥がようやく飛んでいくが翼を広げることができない。君子は行かねばならぬが、 飢え、非難されるであろう。 2:暗黒が支配し、左股を傷つけられる。しかし、従順なので乗ってる馬さえ強壮であれば吉。 3:暗黒が支配する中、断固として立ち上がり南へ討伐し、その暗黒の原因を滅ぼすことができる。 早く行い、慎重にしすぎてはいけない。 4:暗黒の内部に居て、その心中を知り尽くす。速やかに去るべきだ。 5:安全を保つために愚者や狂人のように振る舞い、ひっそりと暮らせ。慎重に勝るものはない。 6:明るくなく暗い。初めは明るいが、暗くなり道を失う。 |
これは個人の逆境ではなく、国家が暗い状態での中の対応を言います。中国の文革の時、知識人は目を付けられやすいのでアル中や狂人を装った人々がいたと聞きます。この卦を知っていたのでしょう。会社という組織にも同じ事を言えます。暗黒時代をいかに生きるかで、四爻など亡命のセオリーです。
家人とは一家の人が力を合わせ家を治め盛んにするすることを説く卦です。家庭をうまく治めるには妻が正しい道を治めることでもあります。夫婦それぞれ持ち場を守り親しみ合うことが家庭円満の秘訣だといいます。
1:家庭を守れば後悔はない。 2:独断的にならず料理など家事に専念し、正しい道に従えば吉。 3:家族に対して厳格すぎる。悔い改めれば吉。だが、女子が節度なく笑い興ずるようであれば、 結果はよくない。 4:家族の協力で家を富ます。大吉。 5:主人が立派に一家を治めている。お互いに愛し合い、吉。 6:誠あって、我が身を常に反省していれば、ついには吉となる。 |
家庭に限定されずなにがしかのグループでも言えることです。「妻」が男である場合もあるでしょう。良妻賢母を表すとも言われてます。中国の家庭観を知ることが出来る卦です。
目癸(ケイ)はPCに漢字がないので2字で一文字です。そむく、相反することで、いがみ合いを言います。こんな時には大事は控え、小事のみ行っていくのが良いでしょう。
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1:後悔はない。馬が逃げても追いかけるな。自然に帰ってくる。悪人に会っても咎めはない。 2:路上で、偶然主人に出会う。咎めはない。道を失っていないからだ。 3:車を持っていかれ、牛は不具だし、人は元囚人である。初めは不利だが最後には勝利を得る。 4:反目して孤立する。しかし、立派な人物に出会って、互いに誠意を持って通い合う。危ういが とがめはない。 5:後悔はない。深く心に染みいるならば進んで交友を持っても慶びこそあれ、咎めなどあろう はずがない。 6:反目して孤立している。相手が泥まみれの豚か、幽鬼が車に乗っているような姿が見え、弓を 引いて射ようとする。しかし、誤解が解けて弓を捨てる。危害を加えるものでなく、結びつきを 得ようと来たものだ。疑心を捨てるならば吉。 |
外面は良くても、内部では反目や相反があったりして、悩み苦しむという卦です。派閥争いや、家庭内暴力などがこれに当たります。家人の卦のように団結すれば問題はありませんが、そうでなければ大事などすべきではないでしょう。
蹇は易に四大難卦の一つで、片足が不自由で困難に直面し行き悩むことを指します。上手くいっていたはずなのに何かの拍子に思い通りに行かなくなった姿です。こういうときは無理をせず、見識を持つ人物の意見を聞くことが重要です。君子はこの卦を見たら、まず我が身を反省し人徳を磨いて待っているべきです。
1:進めば困難に遭い、退いて守れば誉れがある。よく待つべし。 2:上司のためにあらゆる辛酸をなめる。自分のためではないから、結局、咎はない。 3:進めば困難に遭い、退いて守れば悩みはなく、喜ばれる。 4:進めば困難に遭い、退いて守れば味方が増える。 5:大いに苦しむが節度を守れば援助がやってくる。 6:進めば困難に遭うが、退いて守れば大きな業績を残すことができる。大人の指導を得るとよい。 |
この卦は単なる困難ではなく、人間の成長過程にある困難を指します。例えば車の運転で、初心者の頃は無事故無違反だったのに、ある程度慣れた頃に事故・違反をしてしまうようなものです。こうなったら反省し初心に返って安全運転をし、優良運転者になるのが正しい姿です。事故・違反は困難ですが、今後の反省材料になり成長することができます。
解は解決、問題の解消を意味します。どんな困難も時が来れば解消されると易は説きます。ただ、無条件に吉ではなく、解消もあるので離婚など関係の解消も意味するので気を付けた方が良いでしょう。とにかく、問題が残っているのであれば、素早く処理することです。
1:咎めはない。 2:狩りをして三頭の狐を仕留め、黄金の矢を得る。慎重であれば吉。 3:身分の低い荷担ぎ人が高級馬車に乗り、盗賊に狙われる。恥ずべき事。自業自得なので、 誰も非難できないだろう。 4:自分の親指を切ってしまう。こういうときに誠を持った友人が現れる。 5:君子がこれを解く。吉。小人も誠を持って退くだろう。 6:高い城壁の上にとまっている隼を射落とす。万事順調。非道を解くなり。 |
解は回復もあります。この卦はあんまり解説がいりませんね。
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随時内容を追加修正します