易占について

易占の結果

易占の結果で欲しいのは吉凶であるという方が多いようです。でも、易経では吉凶について言及しているのは少ないです。なぜならば、未来予知に於いて現れるのは「過程」であって「結果」ではないからです。過程で二転三転し苦労したとしても、結果は吉となることも多いのです。そう言う意味で、このサイトはよくある占いサイトとは一線を画しています。易占の結果はあくまでも流れであり、どこに辿り着くかは占者の見識によるところが大きいと思います。

　では、易占は当たるのかという根本的な話をしましょう。僕は当たらないと思います。易占の目的は「新しい視点の導入」であり、現状を再確認するために、出た卦をつらつら眺めて自分の状況に当てはめる事で、今まで気づかなかった視点に気づき、それに対処する事によって未然に不幸を断ち、幸福を招き寄せるものだとおもいます。未来は定まっていないのです。吉か凶かは自分が決める事です。不幸を招き寄せるのが自分なら、幸福を招き寄せるのも自分です。たとえば、始終呪ったり、怒ったりしている人は幸せですか？　そんな人を易占して、火天大有の六交が出たとします。この占果が示すものは「相手を罵倒できてスッキリします」「相手を殺してしまえます」でしょうか。敵をつくるだけで、凶ではないでしょうか。「助けがある」という卦なので、あなたを変えてしまうようなことがあるということではないでしょうか。
　最近、僕はまた仏教に回帰してきました。仏教では世界を変えるのではなく、まず自分を変えることだと言っているようです。オカルトに心酔する人は世界を変えようとする人々が多い。自分が問題だと言う事に気づいていないのです。

易占で競馬は当たるのか？

以前、東京競馬場のすぐ近くに住んでました。ギャンブルに関心ない僕でも休みの日になると新聞を握ってやってくる競馬ファンに出会う事になります。あるとき、ふと思って易占で競馬が当たるかどうか試してみることにしました。
　競馬新聞を買ってきて、１Rから１２Rまで、枠連で占ってみました。ダメです。当たる時はもの凄く当たるんですが外れる時は外れる。的中率は６５％でした。高いと思われる方も居るかも知れませんが、サンプルが小さいので、大数の法則が効いた場合５０％になってしまう可能性があります。つまり、当たるか当たらないかは１／２です。元々、易占はギャンブルとは相性が悪いのです。吉凶がでないのですから。占いでやるんだったら梅花心易などの方が良いかもしれません。もっとも、占いで当たらない条件である「自分のために」「ギャンブルを」占ったのだからこういう結果になっても仕方ないかも知れません。それはロトや株にも通用します。

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